Category: 直島

5月142007

晴れた日には、アートの島を散歩

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そうだ。旅に出よう。

・・・・という、
いつもの思いつきで、先日ふらっと「直島」へお出かけしてきました。
直島

代休を使っての平日旅行ですので、晴れ渡ったこれ以上ない観光日和にもかかわらず、他に訪れている人もわずかで、のんびりとっても気持ちよく過ごせました。

まあ、アレですね。
私の日頃の行いが、いかに良いかと・・・( ̄∇ ̄*)アッハッハッ 以下略。

などという、タワゴトは置いておきまして。

直島は、ベネッセと建築家・安藤忠雄のコラボから始まった、現代アートと綺麗で豊かな自然が同時に満喫できる、世界でも珍しい瀬戸内海の小さな島。

今から20年ほど前、某製錬所からの排ガスによる自然破壊と、高齢化&過疎化で壊れてゆく一方だったこの島が、一人の企業人の思い入れとアーティスト達の手によって再生の道を歩み始めた…というのが、今在る直島のエピソードです。

一昨年あたりから、雑誌やTVなどでチラホラと紹介されることも増えてきて、有名になりつつあるようですね。

ここは、第一線で活躍するアーティストたちによるランドアートが島に点在し、観光客は島を散策しながら思い思いに美術鑑賞をする・・・という、ちょっと他には無いスタイルをとっています。

観光ポイントは、
地中美術館ベネッセミュージアム/屋外ミュージアム家プロジェクトの3つ。

この島の美術鑑賞の一番すごいところは、自然の力が強く作品に影響することです。
時間や季節、気候によって、作品の色やイメージが大きく変化します。

それは計算された故意だったり、自然の起こす偶然を利用したり…と、
形態はさまざまですが、おそらくはただの一度として、全く同じ作品に出会えることはありません。

ちなみに、個人的に一番強く印象に残ったのは、
ジェームズ・タレルの「バックサイド・オブ・ザ・ムーン」。
LEDと自然光と人間の五感をフルに使った、空間アートです。

15分ほどの時間をかけて、ゆっくりと、普段使われることのない身体感覚が変化する様を実感できます。
写真で見ることは叶わない、まさに実体験で鑑賞する作品。
……もっとも、写真撮影なんて厳禁ですけどww

そして、建物の90%以上が地下に埋もれた形で建設された地中美術館は、安藤建築らしさ大全開の難解さでした。

人が少なかったこともあり、作品に辿り着くまで、建物内を存分に放浪させていただきましたとも。
平面図を見ても、未ださっぱり内部構造が理解できません。さすが、安藤マジック。

・・・誰ですか。
そりゃ、ただの方向オンチだろ・・( -_-) とか思っているのは。

ともあれ、特に空間デザインや建築アートに興味のある方・勉強中の方には、ぜひぜひオススメしたい場所です。一見の価値は十二分。

※ただし、ハイシーズン(土日祝/連休)は現在、激混みでその魅力の半分も満喫できないらしいので、可能ならば平日訪問を強く推奨します(^^;)

とはいえ、
私自身も思いつきで行ったため、人数制限が厳しくて事前予約が必要な場所や、イベントに参加できていません。
これらはまた折を見て、ぜひぜひチャレンジしてみたいなあとw

そして今回の宿泊は「パーク」でしたが、次回はぜひとも「ミュージアム」に泊まってみたい・・・(←競争率が高い)

ところで、何かの記事に寄せられた安藤氏の言葉に、
「ここでは、島の色々な場所を見て廻って、最後に記憶に残るのは、瀬戸内の綺麗な海であればいい」
というのがありました。

そしてその言葉通り、
今一番思い出す光景は、素晴らしい作品の数々よりもむしろ、
透き通る海の色と、気持ち良く晴れた空の形だったりしています。

あとは…そうですね。
誇らしげに笑っていた、家プロジェクトで出会った地元のおじいさんやおばあさん達の笑顔でしょうか。

・・・・・・・・・何だか、思惑通りでちょっと悔しいww